2004/7/1
街にSALEの文字が躍る7月。女性のパワーに圧倒される。
私なぞは、あの人ごみの中で買い物をする気になれず、
しばらくすると「もういいよ。プロパーでも。高くても。もっと空いてる時にする」
などと、弱音を吐いてしまうくちである。
それはそうと、新たな職場は、綺麗で全体的な雰囲気もいい。
そういう意味ではかなり高得点なのだが、仕事内容がちと問題。
キーパンチャーの方はほとんどそうだと思うのですが、
黙々と入力をする作業が苦にならないはず。
今回の入力のお仕事は、入力スピードは必要無く、
入力行程が多少複雑なため、画面を見ている時間が長くなる。
あとはシステム上の問題で、反映されるまでの待ち時間が長い。
どちらかと言えば、
「単純に見たまま入力するもので、ある程度のスピードが必要」
というお仕事の方が好きなのですが、ま、あとは慣れですかね。
2004/7/2
脳梗塞で入院していた義祖母が無事退院。
リハビリもしていたのだが、
左手はやはり重い感じがするらしいし、右手ほど自由には動かない。
十数年間飲み続けている自律神経の薬は入院中からストップされている。
今後は2週間に1回の通院でいいのだそう。
先週の土曜日に義祖母の入院していた病院で会った時の義母は、
目がちょっと違うし、声は小さいし、何かを持とうとすると手がかなり震える。
薬剤師さんに「気候の変化等で元に戻ることもあるから」と言われていたのに、
調子が良くなったからと勝手に通院&薬をやめていた。
火曜日にやっと病院に行ったらしく、薬も飲みだしたとのこと。
ついでに・・・、私の生理がやっと来た。
2004/7/4
新しい職場で仕事をはじめる前に、軽く面接みたいなものをしたのだが、
その社員の方が、とってもいい意味でゆる〜い感じで面白い。ツボである。
一瞬で気に入っちゃったもんね♪
会社で、派遣を使うこと自体がはじめてらしく、
ちょっとした行き違いみたいなものもあったりするのだが、
「そこらへんは信頼関係で。細かいことは言いたくないんですよ〜」
と、重要な部分だけ確認して、それ以外は自由にさせてくれる。
とにかく縛られるのが嫌いな私なので、とってもありがたい。
でも、「それが大人ってもんだよね」とも思う。
ガチガチに規律を作れば、きっちり契約をすればいいわけではなくて、
例えどんな関係であったとしても、人と人との間に生まれるもの
その【生きている】部分を大事にするのが本当なのではないかと。
生物だし、変化もあるかもしれないけど、
その都度、対処法を考えていけばいいのではないかと。
そうできる関係が、信頼関係というのではないかと。
2004/7/8
最近すっかりユニクラーな私。
夫のS氏も、シャツやチノパンなどでOKな職場なので、もちろんユニクラー。
毎日出勤ともなると、手持ちの服では足りない。
だからと言って、お高いものは買えない。
そこで、ユニクロにお世話になることに。
そう考えると、戦略的に上手いよな。 すごいよな。
2004/7/11
ウォン・カーウァイ監督の「ブエノスアイレス」を観る。
ストーリー自体は、決してめずらしいものではない。
これは男性同士の愛として描かれているが、異性愛でもある話だし。
俳優の個性、演技やカメラワークで見せる作品。
「愛する」ということはできる。「信じる」ということは難しい。
しかし、これらがほぼ同等にならなければ、幸せな関係は見出せない。
彼らは愛し合っているのだろうが、傷つけあってもいる。
必要以上に束縛しようとし、全てを管理しようとする。
それでは窒息してしまう。 新鮮な空気が欲しくなる。
トニー・レオンが厨房で働いている時の同僚の彼がいい。
昔、目が見えなかったから、聴覚が発達したという彼。
声音でその人の色んなことがわかるそうだ。
私もかつて、電話の声だけで何かを感じた経験があるので、
あながちいい加減なことを言っているとも思えない。
私だったら、ああいう彼と恋がしたい。
それにしても、トニー・レオンを見る度に、私の義弟(台湾人)に似ていると思う。
2004/7/12
マンションの目の前に小さいスーパーがあるのだが、
この間、夫のS氏が帰宅前に「何か買う?」と電話してきた。
ちょうど私も買い物に行こうと出たところで、夫の元に歩いていく私の姿を見て。
夫 「主婦っぽくないね」
私 「・・・。 それじゃ、どう見えるの?」
夫 「『何者?』って感じ」
あなた、確か私の夫ですよね・・・。
主婦っぽくないのは、まだいいとして、何者って何だよ(汗
2004/7/17
祖父母の合同の七回忌。
北海道にあるお墓には行けないので、
二人が生前お世話になっていたお寺での法要。
夜には、従兄弟叔母も来て、一緒に日本酒を飲む。
そして、この日で、私と夫のS氏が出逢って10周年。
色んなことを共に経験してきた、この10年は、
人生の中でも、大きな意味を持つ時期だった気がする。
彼は変わったし、私も変わったのだろう。
そして、今の自分達の方が好いと思えるのだから、
それなりに、いい月日だった気がする。
2004/7/19
夫のS氏の実家に行く。
義祖母が退院してから2週間経過。特に問題はないらしい。
呂律が回らなくなることもないそうだし、
左腕は多少重い感じは残るものの、自由に動かすこともできる。
先月の入院時から、自律神経の薬を飲むのを禁じられて約一ヶ月。
こちらも、特に問題なし。
私が結婚した当初は、義祖母の首や手の震えはかなり激しかったのだが、
少しずつおさまってきて、ここ最近はほとんど気にならないほどに。
義母は薬を飲んでいるので、落ち着いている。
通院&服薬の必要性を、本人が理解して続けてくれれば問題ないだろう。
数日前には、新盆で、(親戚でもある)住職も来てくれたので、
気分的にも違うのかもしれない。
2004/7/21
昨晩の会話。
夫 「あなたは結婚してからも、男性と二人で食事とか飲みに行ったりしてるよね」
私 「うん」
夫 「キスとかしてるんじゃないのぉ?」
自分の妻に向かって、なんてことを言うのでしょう。
っつ〜か、してもいいんだろうか?(ニヤリ)
2004/7/27
7ヶ月ぶりに母親の家に行き、まつパーをかけてきた。
母は昨年に比べると、だいぶ肉付きがよくなったようである(笑)が、
母も、ご主人も、特に悪い所も無く、元気なようである。
夕食に、お寿司をご馳走になった。
穴子のお寿司がとっても美味しかったなぁ・・・。
2004/7/30
飯田橋ギンレイホールにて、2本続けて映画を観る。
まずは、セドリック・クラピッシュ監督の「スパニッシュ・アパートメント」。
国籍もばらばらの男女7人の共同生活。
いわゆる青春群像劇なわけですが、なかなか面白かった。
それにしても、主演のロマン・デュリスの髪型が変。
続いて、「幸せになるためのイタリア語講座」というデンマーク映画。
こちらも数人の男女のお話なのですが、
年齢が30代半ば〜40代といったところ。
人の数だけ、それぞれの人生がある。 カップルの数だけ、色んな恋愛がある。
男と女がいて、恋が芽生える。
あまりにも、当たり前だけど、とっても素敵な出来事。
役者さん達も、皆さん、とっても大人な素敵な人達でした。
そして、神楽坂のW氏のお店にて、某I氏と飲む。
ヒットは、BALVENIEの21年もの。 香りも、味も絶妙。 すっごく美味かった♪