2004/5/2
「パルプ・フィクション」を観る。
今年のカンヌ映画祭の審査員のタラちゃんの94年パルムドール受賞作品。
もう、10年前の作品。
昔は面白いと思ったのに、さほど思わず。
とにかく、今の私は、銃とかヤクとかダメなんですよ。
それと、ごちゃごちゃごちゃごちゃしゃべるじゃないですか。
そんないらんこと言っとらんと、先進めんかね(汗
みたいな感じですかねぇ・・・。
ダンスもぶっとびシーンも、演り切ってるユマ・サーマンは素晴らしい(笑)
この頃、シャネルの18番のネイルカラーが流行りました。
2004/5/3
パトリス・ルコント監督の「イヴォンヌの香り」を観る。
イヴォンヌ役の彼女は、とにかく体が綺麗。肌もなめらか。
でも、あまりに綺麗すぎるせいか、あまりエロスを感じられなかった。
そこが残念といえば残念。
若くて美しいのはいいが、キャラクター的な深みに欠ける。
そこもな〜、どうもいまいち。
「大喝采」にも出ていたジャン=ピエール・マリエルがゲイのお医者さま役。
レモン・イエローのスーツ、水玉のスカーフ、大ぶりのピンキーリング。
個性的な形のサングラスや帽子もよく似合っていた。
老いていくことの切なさなど、現実というものの象徴だったのかも。
2004/5/4
パトリス・ルコント監督の「仕立て屋の恋」を観る。
主役はチビ・ハゲ・ハンサムとは言えない男。
その彼が想っている彼女には、ろくでもない婚約者がいる。
設定は「歓楽通り」と似ています。
違う部分は、サイコちっくな男だというところでしょうか。
(「歓楽通り」の男は、多少母性本能をくすぐるようなところ有り)
しかし、こちらの作品の方が、ラストはすっきりします。
女がしっかり裏切ってくれるからです。
それでも男は彼女を恨むことができず、
結局、自分の死を迎えることになってしまいます。
自業自得と言うのでしょうかね。
「可愛そうだ」などという気はまったくもって起きません。
私が冷たい人間だということかもしれませんが、
いっつも言ってるけど、こ〜ゆ〜想い方はダメなんだってばさぁ〜。
自分が見ている、自分の目に見えている「その人」なのではなくて、
「その人そのもの」を見なきゃダメなのよ。
2004/5/5
「フランチェスコ」を観る。
「愛の嵐」で有名なリリアーナ・カヴァーニ監督。
処女作もフランチェスコだったらしいので、今作で2度目。
12〜13世紀に実在したアッシジのフランチェスコの話。
なんと、この聖人役をミッキー・ロークが演じる。
とてもイタリア人には見えない(汗
商人の息子で、財はあるが特に学はないフランチェスコという人は、
とにかくイエスの教えに福音書に忠実に、生きようとした人らしい。
家も履く物も何も持たず、身にまとっているものもボロボロ。
そうして生きることが欲を無くす一番の方法だと考えたのだろう。
かなりのカリスマ性もあったのか、
彼の昔からの友人たちも家を出て、彼と共に生きる道を選ぶようになる。
神に「語りかけてください」と祈り続けた彼の両手足に傷ができる。
それはまさに、イエスが十字架刑に処された時に釘で打たれた傷。
彼を慕い続けたキアラの言葉が印象的。
「愛すると傷まで同化できるのかも それほど愛せるかって自問したわ」
2004/5/8
「ロスト・イン・トランスレーション」を観る。
とにかく、ビル・マーレイに尽きます。
ソフィア・コッポラ監督が直々に口説き落としたというだけのことはある。
彼がいなければなりたたないもん。この作品。
言葉が全くと言っていいほど通じない国。
そこで知り合った、中年の男と若い女。
人はうじゃうじゃいれども、アイランドに2人きりというような状況ではないだろうか。
少しずつ、心を通わせる2人。
この描き方が、静かで淡々としているんだけど、なんかいいんだな。
激しい恋ではなくても、
ほんの一瞬でも心を通わせることができる人に出会えることは、
滅多にないことで、喜びと共に、せつなさも抱かせる。
でも、そんな記憶が人の心を豊かにするのかもしれない。
2004/5/9
「マーサの幸せレシピ」を観る。
この邦題もどうかと・・・(汗
結構シリアスな題材を扱っているんだけどなぁ。
過剰なところがなく、そつなくまとまっている作品で、結構好き。
お料理は美味しそうに撮られているし、インテリアやファッションもシンプル。
食というものの、メンタル面との密接な関わりを感じさせられる。
ドイツ映画なのですが、出てくるイタリア人シェフの彼がいい。
俳優としてどうこうと言う事ではなくて、
食事を大いに楽しむ文化を持っているイタリア人としての彼がいい。
おしゃべりをしながらの楽しい食事は、人を元気にするし、幸せにする。
そうなると、人生が楽しくなるのだろうな♪
主役の女優さん、好きです。素敵な人だと思われます。
2004/5/22
日本橋にて、プチ同窓会
高校時代の微妙に繋がりがあるんだか無いんだかの不思議なメンバー。
三十路女7人のそれぞれにそれぞれなそれぞれの人生。
皆、何かしらの悩みや不満を抱えつつも、頑張って生きている。
なんだかんだ言っても生きていくしかないのでねぇ・・・。
自分で選んだ道の責任は、自分にしかとれない。
自分で選んだ道の幸福は、自分だけのものであることもまた然り。
2004/5/24
夫のS氏のことを、もはや「他人」だとは言えない自分に気付いてみたり。
当然、私達の血が繋がっているわけでもないし、
お互いの血が通っている子供という存在がいるわけでもない。
だけど、もう、今は、肉親よりも、近い存在。
子供がいないし、二人だけだと、
なんとなく家族とは言いづらい感じはあるのですが、
でも、確かに、何かが繋がっている。 目には見えない何かが。
2004/5/25
ええ。ええ。わたくし、やっと納得しました。
昨年から大殺界に入っていたらしく、今年はど真ん中の年。
しかも、天中殺。がっつりかぶってます。
来年は前厄で、こちらも注意。
やはり、こうなったら、大殺界と天中殺開けの再来年に
厄落としのためにも、出産した方がいいかと思われ。
基本的に、六星占術も算命学も12年1サイクルになっているので、
大殺界と天中殺はかぶるのかな。