2004/2/1

たまにBBSに遊びに来てくれる、Hさんからブルーのブレスの依頼が。

久々にビーズのことを考えていたら、やる気が出てきて、

シルバービーズリングのテグスが緩んでいる部分があったので、編み直しをした。


基本的にテグスは伸縮性のあるものなのですが、

あまり伸びてしまうと困るので、一度熱湯でゆでます。

そうすると、伸縮性が無くなるかわりに縮むのです。


その縮み加減を計り間違え、面倒だからとそのまま編んでいったら、

見事に長さが足りなくて、出来上がったら、ピンキーリングになっていました(笑)

無理やり薬指にはめることも出来るのですが、ちときつい感じ。

まぁ、14mmくらいあるピンキーリングも面白いかなと♪



2004/2/2

またリメイクを頼んでいる。 今度はリング。


成人式の日に、亡き祖母から貰った、私の誕生石であるアメジストのリング。

直径13mmもある、大粒の石。

祖母が持っていた宝石の中で一番誉められたという代物である。

大粒の色石でラウンドというのはめずらしいらしい。

細かいカットが施されていて、美しい紫色をしている。


デザインは、立爪のため、石の周りが少し欠けている。

しかも、ゴールドなので、私が好きなプラチナと一緒に着けることが出来ない。

そして、石がかなり大粒なため、私の年齢だとどうしてもジャンクに見えてしまう。

「いつかリメイクしたい・・・」と思いつつ、10年という月日が経ってしまった。


しかし、数週間前から、この石が、何故か気になる

アメジストについて、調べていたら、

「精神的、不調を緩和して、隠された能力を引き出し、高度なものへ導く」

「血液を浄化して、解読・解熱を助け、皮膚病の治療・不眠の解消」

あ〜、なるほどなぁ〜と。 そりゃ、私が求めているわけよねぇ〜(笑)



ジャンクに見えるなら、カジュアルに着けられるよう、素材はシルバーを選んだ。

10年後、40歳を迎える頃には、ホワイトゴールドでジュエリーに蘇らせるつもり。


ずっと、ずっと、大切に身に着けていきたい石なのである。



2004/2/3

「誰かの何かを感じ、その現象までも請け負ってしまうことがある」

ということを以前書きましたが、昨年の12月、1月と振り返ってみると、

どうやら、生理(もしくは前後も含めて)の時期らしいのです。


12月は、まさしく凄まじい状態でした。1月もそれなりに。

食欲不振、そうかと思えば食欲過剰。

脳の動きが止まらなくなり、不眠気味になる。

睡眠中の寝汗。こういう時のとんでもない疲労感。

疲労が溜まりに溜まった最後には、

ハァハァと過呼吸気味になり、床に崩れ落ち、自分の力で起き上がれないほどに。


また、月に6日間だけの仕事の時期と重なっているとは、なんたる不幸(泣)


先月仕事をしていたら、突然、アメジストのリングのことが気になって仕方がない。

その日は一日中、そのことを考えていた。

湿疹みたいなものが出来たり、あまりよく眠れてなかったりと、

昨日も書きましたが「皮膚病の治療・不眠の解消」の部分とぴったりだったのです。

精神的にも不安定になったりするので「精神的、不調を緩和」の部分も当てはまる。


床に崩れ落ちて、夫のS氏に起こしてもらった日、

アメジストのリングを着け、石に触れていたら、

急に眠くなり、あっという間に眠りに落ち、朝までぐっすり。


ということはっ!!

私はその時期に、アメジストを身に着けるといいのかもしれない。

そういう思いから、リメイクを頼みました。しかも、早急に。



そして、なにより、大好きだった祖母が、

その石を通して、私を見守り、力を与えてくれるに違いない。



2004/2/4

またまたアメジストの話題。

私は自分で、この石を買ったことがありません。なのに、3つのリングがあります。

私の祖母から1つ(リメイク中)。義祖母から2つ貰いました。

義祖母からもらった内の1つも、ペンダントヘッドにリメイクしようかと考え中。


昨年末に購入した、ビーズと天然石(と知らずに手にしていた)のついたコーム。

この天然石は、水晶で、義母から貰ったお守りにもついていました。

よくよく考えれば、アメジストも「紫水晶」なんですよね。

色は違えど、なにやら、水晶と縁があるようです。


あとは私の大好きなダイア。こちらも、何気にちょこちょこ集まります。


そう言えば、10mm以上のホワイトパールとブラックパールもあるのよねぇ・・・。



2004/2/5

先日、夫のS氏に「私って、結婚に向かないと思わない?」と尋ねたら、

「あぁ、向かないんじゃない」とあっさり(汗

「そういう意味であなたと結婚したわけじゃないから」とはよく言われるのですが。



そんな話の流れの中で、夫が言いました。

「本当・・・、他に行きたかったら、行ってもいいよ」と。

つまり、今回の事態のみならず、今まで事あるごとに、親族のことで、

私に迷惑をかけ続けてきたと、彼も彼なりに、心苦しく思っているようです。


結婚というのは、当人同士の問題だけでないとはよく言ったもので。

彼個人を嫌になったなら、私も出ていけるわけですが、そういうことではない。



ちなみに、「一人になったら、この先どうするの?」と質問してみたところ、

「基本的に一人が好きだから、一人でいるかなぁ・・・」と。

寂しそうとかは全然なくて、本気で一人でいても平気な人っぽいです。


「結婚に向かない女」と「一人でいても平気な男」

この組み合わせだから、それなりにバランスがとれているのだろうか?



2004/2/7

実は、先月の29日に受け取ったリメイクのネックレスに不備が発覚して、

作り直しをしてもらい、今朝、届きました。


少し前、パワーストーンに凝っていた某M嬢情報で、

ダイアモンドは他人からの影響をガードしてくれる力を持っていて、

本来の力以上の力を発揮するパワーを与えてくれるとのこと。

自分の波動と他の波動を良い共鳴にしてくれるとか。

あぁ・・・。素晴らしい・・・。


水につけて一晩置き、流水で30秒流し、太陽に3分あてる。

足元から頭のてっぺんに向かってダイアで擦るとオーラを強化できるとか。


明日の誕生日。この儀式と共に迎えてみようと思う。



そして、某M嬢。素晴らしい情報をありがとうございました♪(遅いって)



読み返して思ったんですけど、

他人からの影響をガードしてくれるの部分も、私にとってはすごく重要。

共鳴という状態になるほどの、程よい影響であれば問題ないのですが、

私の場合、時期によってはかなりヘビーな影響となるもので(汗


やっぱり、私にダイアは必要不可欠なんだわ。きっと。



2004/2/9

結局、特別なことは何もなく過ごした誕生日でした。

私が好きな甘栗も、最近は近くで売ってないし(泣)


20代を振り返って。 う〜ん・・・、微妙だったなぁ・・・。


30代は、もう少し、大人になれると思うので、

大人としての楽しみをみつけていきたいと言いますか。


心にゆとりを、余裕を持っていられるといいなぁ・・・☆



2004/2/12

そろそろ、クリスマス・イヴに起きた出来事を書いてみたいと思う。



2003年12月半ば頃からの、とにかくすごい騒ぎ。

義母の様子が日に日におかしくなっていく。

義祖母は2回も転倒し、足及び腰を骨折。

そんな中、父も狭心症で手術をすると言い出す始末。


こういう時にこそ、目の前で起こっている出来事だけではなく、

各々の家族の対応。家族としてどれだけ機能しているか。様々な過去。

こういうものが、一つ一つ浮き彫りになってくる。

そして、両家を同時に見ていた立場で、お互いを照らし合わせて見ていたからこそ、

色々な立場の色々な想いや、色々なものを感じてしまうことになったのだろう。



昔から勘が良かったり、話の流れで先がなんとな〜く見えたり、

そういうことはあったものの、まさかここまで凄い状態になるとは思わなかった。



その頃、私は、とにかく色んなものを感じ、脳の動きが止まらなかった。

しなければならないこともあるし、あっちも、こっちもと、心配ばかりしていた。

そうなると、ほとんど眠れず、食欲もなくなる。咳ものどの痛みも止まらなかった。

にも関わらず、私自身は「疲れてはいるけど、まだ大丈夫だ」と思っていた。


そういう状態で迎えた、クリスマス・イヴ。私は夫のS氏に手紙を書いた。

今、この家にいると、どうしても両家のことを考えてしまい、頭も体も休まらない。

だから、全く別の場所で休みたい。 しかも、一人で。(これが、そもそもの間違い)


夫のS氏が私の力になれないわけではない。

でも、傍にいると、S家の家族のことを思い出さずにはいられない。

夫も私がすごい状態になっていくのを見ていたから、心配しながらも、

「ホテルに着いたら連絡を」ということで了解してくれた。



2004/2/13

昨年のクリスマス・イヴ。私は神楽坂にいた。知り合いのW氏のBARを訪ねて。


W氏は、私と少し会話をした後、何かを感じたのか、

「今日は、朝まで居てもいいよ」と言ってくれた。


このW氏。私が別居していた頃に知り合った。ということは、もう5年前。

結構仲良くなり、個人的に飲んだこともあった。

連絡をとらなくなってから、4年以上は過ぎていたと思う。

昔から「自分の店を持ちたい」と言っていた彼。2年前にその夢が実現していて、

数ヶ月前、彼が昔務めていたお店で、今の彼のお店の場所を教えてもらっていた。



閉店後、二人きりになってから、色々な話をした。

昔のこと、今までのこと、そして、今現在起きていること。

途中で彼は目頭を押さえていた。 あれ?何の話してたときだろう?(笑)



5年前に私がとても好きだった人の話をしていた時、突然、私は、倒れた。


ガクンっと、自分がどこか違う次元に入ってしまったかのような感覚。

自分で、目の色が変わってるだろうことが想像できる。

そして、声のトーンがすごく低い。(抑揚をつけて話すことができない)

不安で不安で仕方が無い。体の芯が冷えきっているようで寒くて震える。

心がガラガラと音を立てて、崩れていきそうな感じがする。



当然、W氏は、私の突然の異変に困惑していた。


私はW氏に「お願いだから抱きしめていて」と懇願した。

椅子を並べて、そこに横たわり、私はW氏に力いっぱいしがみついた。

人の体温。人の鼓動。 これらは、なんて、暖かいものなのだろう。

人のぬくもりが、こんなにも心に効くものとは。

心が崩れていきそうな感覚が、少しずつおさまってきた。



そうしたら、急に、お腹がすいてきて、持参していたおにぎりに噛り付く。

途中、空腹を我慢しながら、紙に自分の状態、心情、その他諸々を書き出した。

20分くらい書き続けていただろうか?

やっと、心が落ち着いてきた。

ここで気付いたのだが、書くことは私にとって、かなりの精神安定となるらしい。



「お腹すいた」「のど渇いた」「おトイレ行きたい」など、

子供のように自分の欲求を口にする私にW氏は笑いながらも付き合ってくれた。


記憶が定かではないのだが、いつだったか、

これらの途中で、夫のS氏に電話を入れていたので、店まで迎えに来る。

電話では、とんでもなくショックを受けたらしいが、

実際の私の状態を見て、少し安心したらしい。

W氏に「お久しぶりです」と挨拶し、「広さも雰囲気もいい(お店)ですね」と言った。

私も「迷惑かけちゃってごめんね」と謝り、「また来るから」と店を出た。


しかし、この時はまだ、おどおどした子供のような私であった。



2004/2/14

今、思い返してみると、

義母の状態を知るために、ああいう状態に陥ったのではないか?

そんな気がしてならない。



大体、何故、5年前に好きだった彼の話をしている時に倒れるのか。


彼は、かつて、W氏と一緒に働いていた人で、

後に、自律神経失調症になり、入院したとの噂を聞いた。

とても真面目で、全ての責任を自分で負ってしまうような人だった。


友達に彼の話をすると、彼女はツインソウルという言葉を使った。

全てを語らなくても、相手の気持ちがわかってしまう。

彼は、私にとって、そういう相手だった。

だからこそ、すごく惹かれたし、

彼の辛さがわかるから、どうにか力を抜いて楽になって欲しかった。

私は、彼の力になりたかった。

でも、彼は人(特に女性)と距離を置くことで、自分と相手を守ろうとしていた。



後日、家で手紙などの整理をしていた時、

彼がお店を辞める時に、お客さんに宛てた手紙が出てきた。

すっかり忘れていたのだが、その日はちょうど5年前のクリスマス・イヴ

そして、夫のS氏とその話をしていたら、

力が抜けてきて、床にペタっと座りこみ、そのまま、後ろへパタンと。

なんだか、当たり前のように倒れてました(笑) (←笑い事じゃないし)



私も、義母も、さらには彼も、

自分を一番優先しているような、大事にしているような人間に見えつつ、

どうも、後回しみたいで。他人のことを考え過ぎるきらいがある。


私はW氏にしがみつきながら、こう謝っている。

「Wさん、迷惑かけてごめんね。だけど、今、夫は義母のことで大変なの。

これ以上、負担をかけられないの。本当に、ごめんね・・・」と。


本当に「頼りたい」「守ってもらいたい」と思っている人に対して、

大切な人だと思うからこそ、「迷惑をかけてはいけない」と考える。

そうして、自分をどんどん追い込んで、あげく、壊れてしまう。


私は、心と体のバランスを失ってみて、

はじめて、と言うか、やっと、自分のそういう習性に気付いた。



〜 これは改めなければならない 〜



確かに、父のことも、義母のことも、義祖母のことも心配。

だけど、私自身が精神も体も健康でなければ、誰の力になることもできない。

だから、私は私自身を優先させる。

そのために、力になって欲しい。今は私を最優先させて欲しい。

そう、夫のS氏に訴えた。


私は、今まで、色々なものを我慢し続け、自分の中で処理しようとしてきた。

その私が、多分、生まれてはじめて、自分を優先させるためのわがままを言った。

父に、母に、そして、夫に、ずっと言いたくても言えなかったこと。



夫のS氏は「自分を頼ってくれて嬉しい」と言った。

「本当は、ずっと前から、そうして欲しかった」と。



2004/2/15

ここ3日間の連載中の日記を、ちょっとお休みしまして。


昨日で結婚7周年を迎えました。花婚式だそうです。なんだか素敵♪

結婚してはじめて、この日に記念の品を買いました。

それは、バカラの箸置きです。



昨年末から、ものすごくクリスタルに惹かれていて、

大変な毎日だからこそ、心に華を そういう気持ちで

年末にはワイングラス、キャンドルホルダーを買いました。


最近は水や冷茶を飲むのも、バカラのグラス。

このグラスは、夫のS氏が十数年前に買ったもので、

ほんの少しだけ、ふちが欠けてしまったものなのです。

グラスさんに「ごめんね〜」という意味もこめて、

毎日使わせてもらうことにしました。


ワイングラスは、「カジュアルに使えるように」と、

脚の短いものを選びました。


キャンドルホルダーは、私は前から、キャンドルの明かりが好きなのですが、

アラブ系の男性が、プレゼント用に包んでもらっているのを見て、

「うっひょ〜!!かっちょいい〜!!」と、それからずっと憧れでした(笑)


箸置きは、欲しくて探していたんです。でも、なかなか好みのものが無くて。

キャンドルホルダーを買った時に、「あらっ?」と。

まさか、バカラで箸置きがあるとは思いもしなかったもので。

それで今回購入にいたりました(笑)



「バカラだから勿体無い」という気は全くございません。

高価なものこそ、使ってなんぼじゃ!!という考えの持ち主なので、

日常的にガンガン使います。

やはり、美しい物や好きな物は、見ていても使っていても気持ちがいいものです。



2004/2/16

とにかく、色んなことが不安で不安で、おどおど、ビクビクしていた私。

しかし、妙に冷静な面も。

最初、「私も病院に行って、薬飲まなきゃいけないかな〜」と思った。

「ちょっと待てよ。義母が処方されているのは、睡眠導入剤と精神安定剤。

それなら、眠い時に眠ればいいのだな」

自分の体の欲求に忠実に進めば、元に戻れる そう確信した。


25日のクリスマスの朝、夫のS氏に、W氏の店まで迎えに来てもらい、

向かった先は、新宿のホテル。

と言うのも、私が家に帰る自信が無かったから。

いつも生活している空間に戻れば、またT家やS家のことを考え続けてしまう。

それでは体が休まらないと思ったから。

ホテルに着いた後、夫は仕事に向かった。

一人で居るのは不安だったが、そのうち、何日か振りにやっとぐっすり眠った。


目覚めた私は、シャワーを浴び、

その後、心配事や、しなければならないことをメモ帳に書き出した。

この時も、かなり長い時間書いていた。少し落ち着く。


ホテルは、休憩で入ったので、宿泊にしてもらわなければならない。

この電話をフロントにかけるだけでも、ビクビク。

宿泊代を、フロントまで払いに行く。お財布からお金を出す手が震える。

一つ、するべきことをやってのけた。・・・達成感。


次の問題は、ホテルのキー。当然のことながら、自宅の鍵とは全く違う。

オートロックなのにも戸惑うし、私は部屋の鍵を開けることが出来なかった。

どちらの方向に回し、どちらの方向に戻すのか?

そんなことで、混乱してくるのである。泣きたくなってくるのである。


そして、出した結論。出来ないことは無理にせず、諦めることにした。

この時は、夫のS氏がもうすぐホテルに戻ってくる時間だったから、

ソファーに座って、お茶を飲みながら待つことにした。


飲み物を買いに行く時も、「ドアをノックしたら開けてね」と夫に頼んでおいた。

ここも、結構重要なポイントで、

【頼んだことを、きちんとやってくれる】これが夫への信頼へと繋がっていった。



何かにつけて、不安になってしまう。 義母と全く同じ状態。

ほんの些細なことも、一つ一つ、確認しながら、確かめながら、生きていた。

そして、少しずつ、自分でも自信を取り戻していった。



2004/2/19

翌日の26日。夫のS氏は仕事のため、先にホテルを出る。

私は、ゆっくり支度をし、忘れ物がないか確認してから、チェックアウト。


やはり、まだ少し不安なところはあるけれども、

深呼吸をして、背筋をのばし、ゆっくり駅まで歩く。

自分の住んでいる駅で降りる。 

家の玄関を開け、中に入る。

帰って来れた。 体は拒絶していない。 一安心。



その後、私は、

腕や首を回しながら、手を揉みながら、深呼吸しながら、(体が勝手に動く)

家の中をウロウロしていた。

そうしながら、家の中を見渡すと、色々感じるのである。

家の中の【気】を遮っているものが、見えてくるのである。

「こういうものがあることがイヤだ」

「この部分の汚れが気になる」

「これらをきちんと整理したい」

自分が気になるものを目の前にすると、ゴホゴホと咳が酷くなる。


まだ体力がない私は、ふらふらしながらも、出来る範囲で掃除や整理をはじめ、

夫のS氏が帰宅した後、協力してもらうよう話した。



この日は、父の検査入院の日。 

継母と、下の弟が付き添っている。


私の体は父の体に付き合っていたようで、点滴開始時刻頃から、ずっとだるかった。

家の中をウロウロしているのも、私じゃないみたいな感覚。

父の口は曲がっているのだが、こういう時は、私の口も曲がってくる。

動作も男性っぽくなる。語尾のイントネーションが父のと似る。

3時か、4時頃、ふっと体が軽くなる。


夜、弟から電話が入る。

「結果によっては、明日、違う病院に移り、年内に手術になるかもしれない」

弟はここまで深刻だと思っていなかったようで、少し動揺していたようだった。



父からはじめて「狭心症」と聞かされた18日に、すぐにネットで調べた。

投薬治療、割と簡単目の手術、バイパス手術、の3種類。

バイパスのところを読むと、死亡率5%という文字。

「バイパスであるだろう。死の可能性もあるだろう。そのくらい酷い状態なのだろう」

と、その時から感じてはいたのだが、

弟からの電話で、「バイパス、手術は29日か30日」と確信する。



それまでに、家の中を片付け、掃除して、【気】の流れをスムーズにしなければ。

手術日には、私の体はまた付き合ってしまうだろうから、

私自身の体力も回復しなければ。



2004/2/20

この頃は、当然、料理などする気もなく、体力もなく、

ほとんどコンビニのおにぎりを食べていた。しかも、お赤飯。


コップを洗うのも面倒なので、ペットボトルにお茶を入れて飲む。


夜、寝ても、夜中の3時くらいに起きてしまう。

眠ければ、昼寝をすればいいだけのこと。

そう開き直って、起きていた。


すごく「お風呂に浸かりたい」という欲求があって、

一日に3回も4回も入っていた。



27日。

この日、唐突に、強烈に「バカラのキャンドルホルダーが欲しい」と思う。

夫のS氏と電話で話して、「今夜買いに行こう」ということになった。



仕事から帰ってきた夫のS氏の元気がない。

聞いてみると、「(義母が精神科のある)クリニックに通院することになった」と。

夫も一緒に病院に行った、20日の時点では、もう少し様子見ということで、

クリニックに紹介されることはなかったから、余計ショックだったらしい。


私は逆によかったと思った。

専門の先生に診てもらった方が、詳しいこともわかるし、

薬だって違うのだろうし、その方が治りがはやいと思うと言うと、

少し安心したようだった。私がショックを受けると思っていたらしい。


私は、もうここまできたら、何が起きても動揺しないだろうという自信があった。

だって、起きてしまうことには、抗ったって、仕方がない。

それなら、全てを受け入れるしか他はない。



夫の残業が長引き、既に、バカラのショップに行ける時間ではなくなっていた。

しかし、どうしても、バカラのクリスタルの輝きを求めている。

その時、思い出した。

恵比寿ガーデンプレイスにバカラのシャンデリアがあるはずだっ!!

2000年からは、クリスマス時期には毎年、そのシャンデリアが飾られていた。



夫は、ショックだったのもそうだが、疲れてもいただろう。

電車の中で、「少し眠った方がいいよ」と、私の左手で夫の右手を握っていた。

ただ握っているだけだと、私までつられて眠くなる。

私は、何故か、夫の手を、力を込めて握り出した。

力を入れていくにつれ、夫の体から力が抜けていく。

座席からずり落ちそうなほど、体のバランスが崩れていた。

駅に着くと、「すっきりした」と少し元気になったようだった。

どうやら、私の手を握る強さで、夫の眠りの深さをコントロールできるらしい。

(以後、何回かこういうことがあった)



あの巨大なシャンデリア。どちらを正面ととるのだろう?

至近距離で、下から見上げる正面には、小さなルビーが一石だけ飾られている。

このルビーに気付かない人が多い。

私は2000年にはじめて見たとき、「あの赤いものは?」と気になり、

説明を読んだら、ルビーとある。この時、一緒にいた夫のS氏に教えている。


2001年には、翌年に結婚を控えているM嬢と共に見た。

2002年には、年明けに出産を控えているN嬢と共に。

この2人にも、ルビーの存在を教えている。


夫のS氏は、まんまとこのルビーを忘れていたらしく、その話をしていたら、

後ろにいたカップルが「あっ、本当だ」と言っていました(笑)


階段を上がり、シャンデリアと同じ高さの位置から見る正面は、

少し離れていることもあって、全く印象が違う。

全体が見える。しかし、反対側にあるあのルビーは見えない。


物事の見え方や捉え方というものを象徴しているような気がした。

忘れてしまいがちだが、物事は全て、表裏一体



夫のS氏が「来てよかった・・・」と言った。

私も、夫も、バカラのクリスタルに教えられ、そして、救われた夜だった。



この後、食事をするのだが、

ほうれん草の胡麻和えの話をしていて、昔よく、すり鉢ですったという話や、

小さいすり鉢は100円ショップで売っているなどと話していたら、

定食のおかずとして、まんまと、これらが出てきた!!

れんこんとほうれん草の胡麻和え。

胡麻入りのミニすり鉢。(これは違うたれに入れるためのもの)


れんこんを見て、「父の手術は成功するな」と思った。



2004/2/29

また連載中の日記をちとお休みしまして。


2月25日。

私の“いとこおば”のHさんと、その姪のMちゃんと食事&飲み。

勤め人のHさん、主婦の私、学生のMちゃん。年代もバラバラ。

共通点は、第一子の長女であるという点のみ(笑)

あとは、私の祖父母のことを大好きだったという点。

なんだか、不思議な面白さがあった夜でした。


2月28日。

MASHさんと、メルモさんと、Dylanさんと、アッキーが家に来る。

私は一応、皆さんと面識がありましたが、3人はお互い初対面。

アッキーの明るさのおかげか、ぎこちなさも無く、

始終まったりとビデオ鑑賞しつつ、食べつつ、飲みつつ、おしゃべりしていました。

皆様、わざわざ遠方から来てくださって、どうもありがとうございました。

本当、もっと近いといいんだけど〜(泣)

私が東京のはずれに住んでいるばっかりにぃ〜(泣)



待望のプリマークのペンダントヘッドが届く。

この“プリペン職人”てつさん入魂の作品である。

昨年末、確か2本折れたんでしたっけ?3度目の正直でやっと完成。

このプリマークの美しいこと・・・(うっとり)

厚みもあり、しっかりとした作り。

チェーンとの接続部分に太めの丸カンを使用しているのもグッド。


で、あれがあれな関係で、大々的に宣伝ができないのは非常に残念なのですが、

ご希望とあらば、作ってくださるとのことです。

詳細はてつさんのサイト内のこちら

ご希望の方は、てつさんのサイトのBBS、もしくは、直メールでもOKとのことです。

それか、「プリペン希望」とうちのBBSに書いてくださっても結構です(笑)

その際、連絡用にメルアドを入れておいてくださいね☆



私がクリスマス・イヴにご迷惑をかけてしまったW氏に電話を入れる。

私  「お詫びの品を持って、遊びに行きます」

W氏 「それは大歓迎です」

私  「もちろん、朝までいるよ」

W氏 「いいですよ。事前に連絡いただければ」

ということで、W氏のお誕生月である3月中に飲みに行こうと思う。

持つべきものは、

美味しいお酒を作ってくれ、話のわかる、私を甘えさせてくれる友である。

っつ〜か、W氏は友達なんだろうか?(笑)



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