2003/5/3
今日は、弟の結婚式でした。
ミクニ マルノウチでのレストランウェディング。
私の親知らずも完治しましたので、お料理を充分に堪能させていただきました。
義妹のとっても、清楚で愛らしい花嫁姿。可愛かったよぉ〜♪
弟は、まぁ。ね。弟なんで。(何だよ。それ)
でも、なんか、とっても幸せそうでしたね。それが一番だもんね。
しっかし、弟の結婚式でも、泣けない姉の私。
決して、感動してないわけじゃないのよ!!
その昔、私も、断りきれず、一応式を挙げました。
んが。神主さんのお話の最中に下向いて、クスクス笑ってたりする女でして。
真面目に真面目に・・・と思うと余計可笑しくなってしまい・・・。
つまりは、結婚式自体にちっとも重きを置かない人なのね。
重要なのは、その先に待っている現実の生活。
楽しいよ。 厳しいよ。 面白いよ。 辛いよ。 そして、 幸せだよ。
2003/5/4
「Mr.レディ Mr.マダム」を観る。
脚本は、「奇人達の晩餐会」や「メルシィ!人生」の監督のフランシス・ヴェベール。
ロビン・ウィリアムス主演の「バードケージ」はこの作品のリメイク版。
(こちらは数年前、TVで観ました。基本的に忠実にリメイクしてた)
ゲイ・バーの経営者とその店の看板スターのカップル。
たった一度の女性との関係で出来てしまった息子を育てている。
「結婚する」と言う息子の言葉に、「結婚!?女と!?」と嘆く二人。
「人生の破滅だわ!!」とかいう台詞が可笑しかった。
両家の初顔合わせでは、息子の母親まで出てくる始末・・・のドタバタコメディ。
1978年の作品で、この内容はかなり面白いのではないかと。
2003/5/6
アラーキー(荒木経惟)の写真は結構見てる。
そこに写っているものが、嘘じゃないのね。偽ってないのね。真実なのね。
写真ど素人の私でも、それがわかる。
だから、胸にグサッと入ってくる。染み入ってくる。
昨年、友達が「センチメンタルな旅 冬の旅」をプレゼントしてくれた。
亡き奥様である陽子さんとの新婚時代から、亡くなられるまでの記録。
もう。大変。文字通り、号泣。
今回、「愛しのチロ」を購入。
この写真集、陽子さんがとても楽しみにしていたらしく、棺に入れてあげたそう。
猫が苦手だったアラーキーが、チロちゃんにメロメロ。
それが思いっきり、ダイレクトに伝わってくる。
それにしても、面白い。時折見せる人間のような表情。
色んなポーズでの寝姿も可愛いったらない。
私、やっぱり、本当が好き。そこからしか本物は生まれないような気がする。
2003/5/7
イラストレーターの石川三千花さんの「いきなりハッピー」を読む。
アラーキー、石野卓球 、山田詠美、etc・・・との対談集。
ここまで揃ってれば、読まなきゃでしょう!!って感じで。
特筆すべきは、石野卓球。結婚したのが、97年2月と私と同じでした。
音楽雑誌だと、結婚や奥様のことを聞いたりしないので、
こんなに話してる彼を見る(読む)のは、はじめてでした。
普段の生活の中で、良いことや悪いこと、色々あるわけで、
それを、夫婦の思い出として残していくか、同棲時代の思い出として残していくか
を話し合って、夫婦の思い出として残した方がいいのではないか?
ということで、結婚に至ったらしいです。
夫婦としての思い出の方が、半分ずつにできるような気がすると。
本当、この人って、真面目だし、ロマンチストなんだよなぁ〜(笑)
2003/5/8
アン・リー監督の「アイス・ストーム」を観る。
人生いつでも順風満帆なわけではない。
しかし、不貞腐れていても、何にもならない。
「灯台下暗し」ちゃんと目をこらせば、幸せは、すぐ近くにあるはずなのだが。
ついでに「隣の芝は青く見える」私には見えなかったけどね(笑)
2003/5/10
「写真家の女たち」を観る。
主演のサラ・ポーリーは瑞々しく、とても魅力的だった。(ちょっとユマ・サーマン似)
写真家にしろ、画家にしろ、ミュージシャンにしろ、才能ある人には、
中年でも、容姿端麗でなくても、美女が集まってくるんだから、いいよなぁ〜。
劇中では、彼女達も彼の影響を受けて、アーティストになっていくわけだけれど。
才能はもちろんのこと、独特な雰囲気にも、憧れるところあるもんなぁ・・・。
映画の中の彼には何も感じませんでしたけどね(笑)
2003/5/11
やっと「歓楽通り」を観てきました。
娼館で生まれ育った男は、愛する一人の娼婦のためと、
彼女の夢を応援し、彼女の恋を応援し、彼女と彼との生活のために働く。
彼のことを運命の人だと信じて疑わない彼女も、
何故かこの男が側にいなければ、迷子の子供のようになってしまう。
不思議な三角関係。
流石ルコント。上手いですね〜。嫌な感じは全くしない。
背も低いし、丸いし、禿げだし、決して格好良くないし・・・。
そんなパトリック・ティムシットですけど、彼がいなきゃこの映画成り立たない!!
って感じで、やっぱり良かったです。
レティシア・カスタは歌下手だよ(笑)あれでも猛練習したらしいけど。
娼館や娼婦達のコスチュームも素晴らしかった。もっと観ていたかったくらい。
2003/5/13
「アイス・ストーム」に引き続き、アン・リー監督の「楽園をください」を観る。
南北戦争当時。
ミズーリ州は、南部・奴隷州にも関わらず、
公的に北軍についたため、住民達は混乱の極みとなる。
そして、この作品は、北軍でも南軍でもなく、ゲリラ部隊として戦った男達の話。
この中に1人の黒人がいるので、当然、人種問題や奴隷問題にも触れている。
真の自由を求めて・・・。が、一体、本当の自由とは・・・?
2時間超の大作。かなり見応えがあった。
トビー・マグワイアのヒゲ&長髪ルックも必見!!
でも、声があの声だから、やっぱり可愛いのね。
他にも、スキート・ウーリッチ、ジョナサン・リース・マイヤーズ、ジェフリー・ライト
シンガーのジュエルまで出演しています。(歌、知らないけど)
この監督は説教臭くなくていいです。これって結構ポイント。
2003/5/14
ジム・ジャームッシュの「パーマネント・バケーション」を観る。
なんでも、NY大学大学院映画学科の卒業制作で作られた作品らしい。
放浪癖のある青年が、行く先々で色んな社会不適応の人と出会う。
私は以前、この監督はヨーロッパ系だと思ってました。
それもそのはず、作家を目指してコロンビア大学文学科に在籍。
大学生活最後の 9ヶ月をパリで過ごしている間、
数々の映画に触れ、生涯の職業を映画監督と決めたとのこと。
この時期の影響は多大だったはず。
ブルーのポストに2人の女性。
白人女性は白いシャツに赤いベルト、黒のスパッツ、赤いサンダル。
黒人女性は頭には赤いターバン、黒のTシャツに黒のスパッツ、赤い靴。
このトリコロールが綺麗だった。一番好きなシーン。
2003/5/16
ウディ・アレンの「ボギー!俺も男だ」を観る。
ウディ・アレンのって言っても、脚本、主演のみで、監督はしてません。
ちなみにボギーとは言わずと知れた、ハンフリー・ボガードのことでして、
「カサブランカ」のボギーに憧れるうだつのあがらない男が、彼の力を借りて、
恋を成就させるも、理由あって最後には諦める・・・。
あの有名な霧の空港のシーンさながらのラスト。
ダイアン・キートンのなんとも可愛らしいこと。
どんな服着ても似合うし、どんな帽子被っても似合う。
いや〜、いい女だわ。
2003/5/19
アンドレ・テシネ監督のの「夜の子供たち」を観る。
「私の好きな季節」に引き続き、カトリーヌ・ドヌーヴとダニエル・オートゥイユ主演。
ブノワ・マジメルもちゃんと見たのははじめてかも。
1つの出来事に絡む登場人物、それぞれの視点で描かれている。
親子愛、兄弟愛、異性愛、同性愛。
人には人の都合というものがあって、相手への想いも人それぞれ。
「こうでなければいけない」という人間関係なんて無いのだなぁ・・・と思う。
でも、出来れば自分の想いは理解してもらいたいし、受け入れてもらいたいものだ。
2003/5/21
「エリザベス」を観る。
歴史どうこうというよりは、エリザベスの女性としての半生といった感じ。
うら若き乙女から、威厳ある女王へと変貌をとげる。
愛する人との恋は成就せず、
それまで当たり前とされてきた政略結婚を拒否し、
髪を切り、白塗りで、「国民と結婚します」と宣言し、生涯独身を通した。
大英帝国の礎を築きあげたクイーンエリザベス。
とんでもないカリスマ性があったに違いありませんね。
2003/5/25
「アザーズ」を観る。
残念なことに、ニコール・キッドマン苦手と再確認させられました。
いや、美しかったんですよ。とても。 これは、単に私の好みの問題です。
はじめから、主人公が病的な神経質ぶりを発揮させる。
こうしないと、話的に先に続かないのかもしれないけど、
私は、ほとほとうんざりしてしまって。
ストーリーの発想は面白かったと思います。
2003/5/26
今日は真剣に怖かった。
夕方、某n氏のサイトにて、地震の話をしていたばかりで・・・。
そしたら、本当にグラッと。
TV点けたら、仙台は震度6弱とか言ってるし。
仙台にいる友達に電話しても、繋がらない・・・。
数十分後に繋がって、「大丈夫だったけど、すごい揺れたよぉ〜」って。
彼女には生後4ヶ月過ぎの子供がいるんですけど、
「パッと見たら『あれ?何だろ〜?』って感じでキョトキョトしてて。
いいお顔で揺られてたよぉ〜(笑)」だって。
もちろん、その後、子供を抱えて、とりあえず机の下へ。
何も無くて、本当に良かった。
無知って幸せな時もあるんだなぁ〜と思いました。
余計な恐怖心が無いんですものね。
2003/5/27
「シャイニング」を観る。
キューブリックはとにかく美的センスが抜群の人で、
あの映像美には圧倒される。前半はほとんど映像に釘付け。
ストーリー的に動きが出るのは後半から。
彼を狂気へと追い詰めた真の原因は・・・。
5年前に観た時には抱かなかった感想を抱いている自分に驚きました。