2003/4/1

今は亡き、私のおじいちゃんの誕生日は今日でした。

でも、本当の誕生日は違うんです。4月10日。

1日生まれと、10日生まれだと、一学年違っちゃいますよね?

だから、はやく進学させるために、1日生まれということにしたらしいのです。


昔だから、そこら辺サバよめたのかな?(笑)

エイプリルフール。嘘の誕生日。ちょっぴり面白い。



2003/4/3

久しぶりに内田春菊さんの『ファザーファッカー』を読む。

内容の凄さには、ただただ閉口するばかりなのだが、

私は子供の非力さ、無力さというのを思い出した。


うちは離婚家庭だ。

この本の中の状況とは全く違うが、すごく不自由な思いをしていた覚えがある。

10代は、暗く、どんよりしたものが私の心を支配していた。


人生、より多い時間、明るく楽しく笑って過ごすほうが幸せだと思う。


私がいつか、親になったら、子供にはこんな思いはさせたくないと改めて思った。



2003/4/4

「200本のたばこ」を観る。


私、ベン・アフレックは苦手なんですけど、弟のケイシーはとってもキュート♪

ドジばっかりふんでしまう、ケイト・ハドソンもとっても可愛かった。

パーティ主催者の役のマーサ・プリンプトン。

彼女はぶさいくなんだか、キュートなんだか、わからないのが最大の魅力(笑)

コートニー・ラヴや、クリスティーナ・リッチも出演。


ミラーボールがきらめく、どぎつい装飾のタクシー。最高。

黒人の運ちゃんの言葉もいい。

人間、肩肘はらなきゃ、ハッピーになれるのさ

ほんと。そう思う。



2003/4/5

ウディ・アレンの「ラジオ・デイズ」 を観る。

30年代後半から、40年代前半。まだTVはなく、家庭の中心はラジオだった頃。


デート中のカーラジオから「火星人襲来」と流れ、

これを聞いた男は女を置き去りにして逃げてしまうエピソードがある。

これは1937年のオーソン・ウェルズのラジオ劇だったらしい。


映像が無いから、面白い部分も。想像力がたくましくなるというか。

どこまでが本当で、どこからが嘘か、わからない部分もあるし。

そう考えると、情報操作しやすかっただろうなぁ。


ウディ映画で常連のダイアン・ウィースト。いいです。

ミア・ファローも。2人ともやっぱ上手いね。女優だね。

ダイアン・キートンはシンガーとして出演。素晴らしい歌声を披露してる。

ダニー・アイエロも出てた。ヒットマンの役。やっぱりね(笑)

彼の出演シーン1分もないと思うけど、なんだか嬉しかった。


大家族でがちゃがちゃ生活してる感じも良かったな。



2003/4/6

昨晩、ペドロ・アルモドバル監督の「キカ」を観る。

「オール・アバウト・マイ・マザー」の監督さんです。

(今年のアカデミー賞では「TALK TO HER」という作品で脚本賞受賞)


主人公のキカは彼と婚約しつつも、その親とも寝てる。

倫理的にどうなの?なんてそんなの甘い。甘い。

性的マイノリティー、性的倒錯者。さらには連続殺人者まで。

一歩間違えれば、変態映画になっちゃうんだけど、嫌な気がしないのが不思議。


JPゴルチエが衣装担当していることでも有名な本作。

衣装のみならず、インテリア、小物、全てにおいての鮮明な色使い。

この監督のは、特に素晴らしい。ポップでわくわくする。

1日でいいから、この色の世界の住人になってみたい。

モノトーン好きな私なので、落ち着かなくて、1日でギブアップだと思うけど。



2003/4/8

フランソワ・オゾン監督の「クリミナル・ラバーズ」を観る。

お話のベースはグリム童話のヘンゼルとグレーテル。


高校生カップルの女の方が男をそそのかし、ある男子生徒を殺害する。

死体遺棄の為、森に入るのだが、道に迷ってる内に、小屋にたどり着く。

住人のおやじは、男が一人前になったら二人共帰してやると言い、男を愛でる。

無事小屋を脱出し、二人は初めて結ばれるも、警察に女は殺され、男は捕まる。

更におやじが捕まりそうなのを見て、

男は「彼は何もしていない。放してやってくれ」と叫ぶ。


女は、殺人が、抱いてくれない男の自分への、唯一の愛の証と考えたのかも。


しかし、この男の心境がよくわからん。

何故か女と寝れなかった彼が、おやじによって男になり、彼女とも寝る。

彼女を愛してるのかと思いきや、おやじに愛情を抱いてるっぽいんだよねぇ。

この前の「焼け石に水」もそうだったけど、

そこまで愛情を抱ける相手かな?と不思議になる。



2003/4/9

ジャン・リュック・ゴダールの「女は女である」を観る。

突然「子供が欲しい」と言い出す女と、彼女を好きな男2人のラブコメディー。

ゴダールのユーモアが随所にちりばめられたキュートな作品だった。


主演のアンナ・カリーナの名はココ・シャネルによってつけられたらしい。

すごい美人で、スタイルも抜群。チャーミングでさえある。

でも、残念ながら、私にはいまいちピンとこないんだな。個人的な好みの問題です。


なんと言っても、ジャン・ポール・ベルモント!!

彼って、決してハンサムではないんだけど、すっごく愛嬌がある。これ大事。



2003/4/11

ゴダールの「彼女について私が知ってる二、三の事柄」を観る。

わっからなかったぁ〜。アハ♪

昨年観た「ウィークエンド」もそうだけど、この監督のは全くわからないのもある。

どうやら私の脳みそレベルじゃ、ついていけないみたいです。



2003/4/12

「ジョン・マルコヴィッチのレディースルーム」を観る。

ひどいです。この邦題。だって、女子トイレですよ!!

その前に私の好きなマルコヴィッチの名前をつけるなんて・・・。


2組の妻と愛人の会話が主軸の作品。

どっちも割と仲良くなっちゃうのは、なんだかなぁ〜って感じ。

これってアメリカ的なんだろうか?(笑)


以前観た「キスト」「沈みゆく女」のモリー・パーカーが出ていた。

前2作とも、たまたま観たのだ。何故か彼女の出演作に縁があるらしい。



「この森で、天使はバスを降りた」を観る。


彼女は5年の服役を終え出所してきた身。

老婦人がやっている、レストランに働きながら居候する。

彼女の存在が、老婦人や彼女の親族、村の人達を徐々に変えていく。

しかし、老婦人のお金が無くなり、彼女に容疑がかかる・・・。


ラストが・・・。

お話だからって、あんまり死んでほしくないんだよね。


彼女が殺した相手は、何年も犯され続けた義父だし、

お金がなくなったのも彼女のせいではない。

あんなに可愛いくて、健気なんだから、幸せにしてあげればいいのに。


せっかくだから、親子の関係も、もう少しつっこんで描いてもよかったように思う。


全体的には、結構好きな雰囲気だし、決して後味は悪くないんだけど。



2003/4/13

チェッキー・カリョ主演の「ノストラダムス」を観る。


天才的で、色々な分野の勉強をしていたが、

大学では医学を専攻し、医者として活動していた。


幼少の頃から予知夢をよく見ていた彼。占星術なども学んでいた。

途中から、医者としてではなく、預言者としての活動をはじめる。

ここらへんも突然で、何故かよくわからないし、

全体的にとっちらかっちゃってる感じでした。


ラブシーンが多かった気がするんだけど。英語だったのも謎。


でも、チェッキー・カリョが色っぽかったから、許す(笑)



2003/4/14

「あの頃僕らは」を観る。


20歳前後の友達4人が、毎週土曜日あるダイナーに女の子同伴で集まる。

タバコとコーヒーを片手におしゃべり。ドラッグ、SEX、噂話、etc・・・。

なんてことない映画だけど、若いってこういうことやねと微笑ましくもある。


会話の中で、家庭の問題も出てくる。親の失踪、自殺。

20歳なんて、まだまだ子供。

大人ぶって、つっぱって、虚勢を張ってみても、やっぱり親の愛を欲している。


子供時代に親の愛情をたくさんもらって育った人は、

大人になった時、人をきちんと愛することが出来る。 つくづくそう思う。


レオナルド・ディカプリオやトビー・マグワイヤが出ています。

公開は2000年だけど、1995年に撮影されたものらしいので、

なんてったって、若い!!



2003/4/15

今日は私にとって本当のXデーとなった。(3/24の日記参照)


抜歯は30分程で終わったのだが、その後が・・・。

唾を吐いたり、うがいをするのは血が止まらなくなるので禁止。

でも、唾を飲み込むだけでも、縫ったところがつられて痛い。

本当に血は止まるのか?って感じだし。


さらには「明日より、明後日の方が腫れると思う」と言われた。

い、今以上に痛くなるのかしらん? すごい恐怖。


追記・夫のS氏が帰ってきて、話しようとしたら、痛くて口が開かないじゃないか!!

血はおさまってきたようだけど、会話が出来ません。



2003/4/16

結局朝まで起きていました。

横たわるより、起きて椅子に座っていた方が痛みが少ないのです。

朝から昼まで寝る。枕をいつもより高くしたら、少し楽でした。


起きたら、昨日より顔が腫れてる。でも、痛みは少ない。

昨日は、抜歯後の出血微熱によって、痛みが激しかったのではないかと。


消毒の為に歯医者へ。

そこで、会話が出来ることに気付く(笑) 昨晩は筆談でしたから。

先生によると、これでも、抜歯後の経過は良い方らしい。




2003/4/17

昨日の夜中から、今日の朝まで、しっかり輪郭変わってました。

面白いほどのぶさいくぶり(笑)

薬のせいか、いくらでも寝られて、昼過ぎに起きたら、腫れが少しひいてました。



昨日、「戦場のメリークリスマス」を観る。

戦メリ10周年リバイバル上映で観た時は、あんまり理解出来てなかったと思う。

今回、観直してみて。いいですね。ちゃんとがある。

数年前に観た「御法度」は、愛が感じられなかった。残念に思ったところです。


デビッド・ボウイは歯並び悪かったんだぁ〜。全体的には美しいんですけどね。


坂本龍一のメイクがおかしい。めちゃくちゃですよ。これ(笑)

でも、出演&音楽担当した人って、映画史の中でもめずらしいのでは?


たけし。いいなぁ〜。演技が上手いとか下手とかのレベルじゃないんです。

そんなこと、どうでもいいほどのすごい存在感。


デビーが坂本龍一にキスするシーン。心の傷や痛みを癒すようなキス。

抱えている傷や痛みは各々違う類のもの。

だが、決して、片方だけではなく、双方の心にしっかりと響く。


画面いっぱいのたけしの笑顔。あまりにも有名なラストシーン。

しかし、その前の「ロレンス!」と部屋を出て行く彼を呼び止めるがよかった。

かつて、ジャワの日本軍の捕虜収容所で彼を呼んだ時のような。

これぞ、友情。あっぱれ。



2003/4/18

今日も消毒のため歯医者に行く。特に問題はないそうだ。

昨日の夜からおかゆを食べられるようになった。

顔の腫れも少しずつひいてきた。でも、薬を飲まないと、まだ痛みを感じる。

とにかく、飲み込む時、縫ったところがつられて痛い。はやく抜糸したいよ。



2003/4/19

顔の腫れはだいぶおさまって、ほぼ元の輪郭に。

だけど・・・痛いのよぉ〜!!

口の中を覗くと、糸の存在が確認できる。こいつのせいじゃぁ〜!!

他の痛みがなくなってきたせいか、凄くこの“ひっぱられ痛”が際立つ。

来週水曜日の抜糸まで、ずっとこのままなのか・・・?


なんで、こんなこと細々記してるのかというと、経過を忘れないように。

実は、抜いた方がいいであろう親知らずがもう1本あるのだ。

しかし、そちらは、神経にかかっている為、抜歯時に間違いなく切断される。

そうなると、半年から1年の間、唇のしびれが残るらしい。

そんなの聞いたら、誰だって抜く気なくなりますよね・・・。

出来るだけ抜きたくないんですけど、いざとなったら読んで参考にしようかなと。



2003/4/20

今日起きたら、痛みが消えていました。やった!!

これで、薬漬けの日々から解放される。


まだ口がちゃんと開かないので、柔らかいものは食べられますが、固いものは×。

それでも、一応、歯を使って食べられることの喜びったら!!

噛むことって大事なんですね。流動食は食べた気せんですよ。



2003/4/22

だいぶ、咀嚼が出来るようになってきました。


んで。1つ疑問が。

抜歯後、唾液の分泌量が多かった。

気のせいだったのか?と思って、先生に聞いてみると、

「早く治すという治癒能力が働いてアドレナリンが分泌されるんです。

そうなると唾液がたくさん出てきます。」とのこと。 (メールの文面、そのまま拝借)


や、やっぱりそうだったのね。私の気のせいじゃなかったのね。

私の体に備わって、機能してくれている能力自体には感謝なんだけど、

とにもかくにも、飲み込むのに痛くて痛くてしょうがないのよ!!

出来れば、抜歯後2日目あたりから働きはじめて欲しいよなぁ。



2003/4/23

やっと抜糸!!この日を待っていました!!

ここ数日は“ひっぱられ痛”はさほど感じなかったものの、

口を開けたら、紺色の糸有り!!っていうのは、どうしたって気になりますものね。


帰ろうとしたら、「次回は・・・」と言われて、

「あれ?まだ来なくちゃいけないんですか?」と聞いたら、

「反対側も抜歯なさるんですよね?」と。(先生が紹介時に両方と書いたのだ)

「もうちょっと間をおきますぅ〜」とそそくさと帰ってきました。  

おぉ、こわ。


顔をよ〜く見ると、左が少し腫れてるし、その部分を押すと少し痛みはある。

でも、ほぼ回復。 これにて、親知らず日記完結(笑)



2003/4/25

毎日摂取する。 大事ですね。 


3年半程前に今のマンションを購入した時、飲み水、調理用に活水器を購入。 

弱アルカリの水にかえてくれるもの。 

私のかかと、夫のS氏の踝の乾燥がおさまり、爪も折れづらくなりました。 

体内の水分が適度に保たれているということですね。 


さらに、半年前くらいに、家全体の水に作用する磁気活水器を購入しました。 

まず、うがいをして、カルキ臭が無くなっていることに気付く。 

手をあててみると、水が軽く感じられる。お風呂が早く沸く。水アカがつきにくい。 


これのおかげか、今年の冬は洗顔しても、つっぱらなかった!! 

洗顔料を替えたのも理由の1つかもしれないし、私、元から水分ある人だけど、 

ここまでつっぱらなかったことなんて、なかったもん!! 

ハンドクリームの使用量もめっきり減りました。 潤ってる私(水オンリー) 



2003/4/26

イーサン・ホーク主演の「ハムレット」を観る。

設定は2000年ですが、台詞は演劇っぽいので、ちょっとなぁ・・・。

しかも、ラストの“フェンシング”は無いだろう・・・って感じで。


アキ・カウリスマキ監督の「ハムレット・ゴーズ・ビジネス」と同じで、舞台は会社。

オフィーリアがハムレットに「もらったものを返すわ」というシーンで、

恋文と共に、アヒルちゃんが出てくる。(お風呂でプカプカ浮かばせる、あれです)

今回の映画でも、アヒルちゃんが出てきた。きっとこの監督、アキのファンなんだ♪

(まさか原作でアヒルの人形なんて出てこないわよね?)


2つの映画内での、登場人物の死に方は一緒でした。

毒殺・銃殺・溺死の3つが出てくるんだけど、原作もそうなのかな?



2003/4/30

今日は、義妹がネイルとまつパーをしに家に来ました。

3日後に結婚式を控えている彼女。やっぱり花嫁は美しくなきゃね。


考えてみれば、2人っきりっていうのは、はじめて。

たまにメールはしてるけど、実際会うのも3回目。


話をしていたら、まだ結婚指輪を購入していないと言うではないか!!

3日後だぞ!!大丈夫なのか!?

「間に合わなかったら、私達の貸すからね〜」と言って一応サイズ確認済(笑)



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